【SAI】水彩境界


なんだかんだでPaintTool SAIは10年くらい使ってるんですが、なんとなく「Photoshopよりペン入れがしやすいから」という理由で使い続けてきました。

で。

最近ふと思い出したのです。

「そういや水彩風のイラストが描いてみたかったんだ!」と。

 

以前、「アナログの筆で描いたみたいな、ふちのニジニジした感じは、一体どうやって描くんだ…!?」と、調べたことがあったのですが、どうやら調べ方が悪かったらしく、

『水彩境界という機能があるらしい』

という知識で止まっていました。

私は肝心のSAIの画面上で、『水彩境界』という機能を見つけられなかったのです。

 

・・・とまあ、余談でしたが、

このたび無事に『水彩境界』を見つけられて大変うれしかったので記事にします!!(笑)

ありました! ここに!

画面の右上、レイヤーの描画モードの上にひっそりと。
『画材効果』というタブを開くと・・・

こんな感じのメニューが出てきます。

『用紙質感』の中から質感をいろいろ選べます。

今回は『水彩2』を使用。

つぎの『画材効果』を開くと・・・

ありました!『水彩境界』!!!

てっきり筆の設定を使うもんだと思っていたので、画面の左側ばかり探していました(笑) レイヤーの設定だったんですね!

 

せっかくなので、どんなふうになるかもザックリ載せておきます。

 

まずは用紙質感。
『倍率』の数値を大きくすると、質感表現が大きくなります(画像左)。
『強さ』の数値を大きくすると、表現が濃く、シャープな感じになります。

そして画材効果の水彩境界。
『幅』でニジニジの太さを変えられます。
『強さ』でニジニジの濃さを変えられます。

こんな感じでお好みのニジニジ質感を作っていくと、アナログ水彩風に仕上がります。ステキ・・・!

 

そんなこんなでいい感じに仕上がった紫陽花の習作がこちら!

ニジニジ質感がつくだけで、グッと雰囲気がでますね…

水彩風イラスト、いろいろ描いていきたいと思います!